手軽に海上散歩を楽しめるスタンドアップ・パドル(SUP)が人気です。
これの最適なコンディションは無風。グラッシーな海面であれば、初心者でもスイスイと進むことができます。
厄介なのは風。4〜5メートルも吹き上がれば、海面は荒れだし、ボードの上に立つことすら難しくなってしまいます。予想だにしない状況になることも少なくありません。
風が吹いても楽しめる、または安全・迅速に帰着するためのアイテムはないだろうか...。そんな発想のもとで考え付いたのが「（仮称）パドルセイル」です。パドルの柄（筒状）の部分にセイルを格納し、普段はこの状態でSUPを楽しみます。風が吹き上がった際にセイルを取り出し、これを広げて風を推進力に変えて進みます。パドルの柄の部分をマストに見立て、セイルのエンド部分を乗り手が持って操作する要領です。
実際に試作品を作成し、海上でドライしたところ改善の余地と、新たなアイデア注入の必要性を感じました。
●パドルに格納する都合上、セイルサイズを大きくできない（試作品は約1.5㎡）
●SUPにダガーがないため、上りをとることが難しい
●ウインドサーフィンに親しんでいる人以外は、セイル操作に慣れが必要
このアイデアとコンセプトをブラッシュアップさせたく、今回のアイデア募集に応募しました。
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