アイデア商品
R2 X-DRY HANGER

特徴
今までにない全く新しい「置く」&「掛ける」の2WAYハンガー
サーフブーツとグローブを同時に乾かすことができ、持ち運びや収納時にはコンパクト・スリムに折りたためる、今までに無いまったく新しい「R2 X-DRY HANGER(アールツー・クロス-ドライ・ハンガー)」
ブーツのつま先部分を上にし、水分が下へと流れる設計は空気の流れを遮らないため、早くしっかり乾燥するので、冬の寒い時期のサーフィンを足元からサポート。サーフシーンにとどまらず、スノーやアウトドアにも使えて◎
早く乾くための設計 =「空気に触れる面を確保すること、風の流れを遮らない構造」。市販のハンガーはほとんどがブーツの内部に支柱のような棒状のものに差し込むタイプのハンガーであったが、X-DRY HANGERでは、ブーツを外側から挟み込む構造に。
R2 HANGERの特徴のひとつである折りたためる(=コンパクトさ)を踏襲するかたちで、使用しないときはコンパクトに。(収納時の横幅は展開時の約1/4)また、使用時に付属部品を付けることも不要です。ブーツだけでなくグローブも同時に乾かせるのもGOOD!
シンプルな構造であればあるほど、商品の強度が高まります。そのため、できる限りシンプルにすることは必須ですし、どんなに素晴らしい商品であっても、市場に見合った価格でなければ販売は伸びません。コスト面でもシンプルな構造にすることはとても重要でした。

商品化のきっかけ
SURFSCAPEの応募アイデアから着想
当サイト(SURFSCAPE)で応募のあった「珪藻土を使用したブーツハンガー」からヒントを得たのがきっかけで、改めてリサーチしたところ、ニーズを十分に満たす商品がなかったこと分かり、既に実績のある「R2 HANGER」の2ndプロジェクトとして商品開発がスタートしました。

商品化までのヒストリー
リサーチ → アイデア出し → 設計 → デザイン
どんな製品もそうですが、製品化に至るまでにいくつもの乗り越えなければならい壁があります。
今回のX-DRY HANGERでは、当社従来のプロセスを変更し「リサーチ→アイデア出し→設計→デザイン」という順番で開発を進めました。そして、このプロセスにこそ一番重点を置くことにしました。結果的には、そのことでその後の試作→改良→量産→販売まで、非常にスムーズに進められることになりました。なお、R2 HANGERで実績のある国内工場で製造できることは、大きなアドバンテージでした。
※様々なリサーチにより、珪藻土を使用するアイデアは断念することにしました。
【例】重量や耐久性(=落としたら割れる)、有害物質の懸念など
1. リサーチ・アイデア出し

リサーチしていく中で、そもそもサーフブーツ・ハンガーは市場に1~2種類しかなかった上に、サーファーが抱える悩み(=課題)が結構ありました。
・乾かない...
・濡れたブーツを履くときに一瞬だけど”冷んやりする”のが嫌だ!
・半乾きのにおいが気になる...
・置くタイプのハンガーは、使う時に脚を別途取り付けるため部品をなくしてしまう... また、使わないときに保管場訴を大きくて邪魔...など
<解決するために>
最優先は「早く乾くこと」。早く乾けば、においの問題もクリアできます。
そのうえでR2 HANGERの強みである丈夫さや、使い勝手、コスト面など、様々な角度からアイデア出し~デザイン~設計を進めることに。

2. 設計・デザイン

<速乾設計>
早く乾くための設計=「空気に触れる面を確保すること、風の流れを遮らない構造」で設計。
市販品のハンガーはほとんどがブーツの内部に支柱のような棒状のものに差し込むタイプのハンガーであったが、X-DRY HANGERでは、ブーツを外側から挟み込む構造にしました。またその時につま先部分が上を向くよう角度をつけ、ブーツ内部の風通しや水分の通り道を確保することに成功しました。
<デザイン>
構造が大体決まっていれば、デザインはいかようにもアレンジ可能でした。
ですが、奇抜なデザインにするより、シンプルis ベスト!飽きのこないデザインで「置く」&「掛ける」の2WAYハンガーの第一歩となりました。

3. 試作

いよいよ実際に形にする1stステップの試作です。
試作も日本国内で実施したので、正確さはもちろんのこと、納期に合わせた調整など、全行程でタイムリーに行うことができました。上述のとおり、構造やデザインがシンプルであるがゆえ、大きな問題はありませんでした。

4. 製造(量産)

次は実際の量産工場での製造(成形)です。
いくら試作で問題がなくても、設計図どおりに成形しても、実際はコンマ数ミリ単位で誤差が出てしまいます。ですが、そこは日本国内工場の強み!熟練工スタッフをはじめ、デザイナーや設計士などチーム一丸となり、課題をクリアしました。

5. 販売

2023年3月1日より販売を開始しました。
価格は¥2,000+税。
POPもR2 HANGERの2ndプロダクトを踏襲したデザインになっています。
R2 HANGERのディーラー様を中心としたサーフシーンをはじめ、今後はスノーやアウトドアでも、マルチに使えるハンガーとして拡大していく計画も進行中です。